『蕎麦にまつわる物語』 岩崎信也さんの文章が毎回、とても味わい深く、いい勉強になります。楽しみで仕方ないです。絵のほうは、使い古しの汚れたふんどし姿でしたので、#d4dcd6 (そば切り色)は使わず、墨や茶系の混色と青で描きました。 そういえば、手ぬぐいの藍紺がやけたり抜けちゃったりすると、薄茶けたこんな色になりますよね。
日本の色・伝統色のサイトは、いくつかあって、皆さんもきっと何かの用事でご覧になっておられるのでは。銀鼠や納戸や浅葱や。じつは、大昔に母や伯母、祖母、母の着物を縫って下さっていた近所の和裁の先生やから聞いた色と少し印象が違うものもあったのですが、違和感の理由は多分、PC画面、RGBのColorSyncの特性のせいみたいです。どうしても質感がない。それと、濃いけれど、それは、弱めていくことで得心行きました。ともあれ、気付くと、意外とよくあちこちの伝統色のサイトを訪問していて、
コチラなどは、クリックするとじわっと楽しい。漢字でこう書かれていると、色もけっこうな味わいの読み物な気がして、意味や由来…日本語が伝える自然に借りたニュアンスを読むこと自体が楽しく。子供の頃、国語の辞書を読む事が好きだったのですが、あの感じにちょっと似ております。
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