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《 たいせつなこと 》

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 12月初旬に行われる高知市社会福祉協議会/チャリティ色紙展への作品です。サイン的な物は苦手ですから絵です。
右:【ペガサス飛んだ】-- 冬の到来のイメージです、新しい年に向けて。和調の白馬にしたかったので家にある民藝の白い駒をモデルにしました。
左:【星見る少年】-- 流星群を見た夜。澄んだ冬の夜空と空気の、あのイメージです。こちらは20年ほど前、風讃社の幼児関連雑誌に使ったカットをそのまま色紙に描き直しました。子供たちが自由に活き活きし、安らぐ時間を少しでも持てることを書いていた記事内容が好きでした。
完全チャリティですのでよかったら買って下さい、どうぞよろしくお願いします。詳しくは高知市社会福祉協議会へお問い合わせ頂ければ幸いです。

 フリーランスワーカーって、直接的に人と共有出来る感想みたいなものは制作以外、殆ど無く。在るのはただただ、お声をかけて下さった方への深い感謝の記憶のみです。いつでも、どの文化のジャンルでも、世の中では2〜3の超・有名人物のみが世界を回して来たかの様な圧倒的レジェンド逸話しか好んでは語られず、本来の、市井の大衆文化の裾野を彩る底流れ=その時代に広く満ち満ちていたムードは、いずれことごとく忘却されるものなのだという事実を繰り返し体感して来て。鬼才でありながら惜しまれる早世の故人や、突然筆を折るお方も多かった。本当は、そうした巷の周辺事に一番コアな面白い部分が潜んでいるというものなのですけれどね。そんなこんなもあり、SNS上でだけは、ほんの時々ですが自分の周辺文化やあれこれを呟いて来ましたが、これからは、ブログにもそうした記事を置いておこうと思います。雑誌や本、広告における、イラストレーションやアート周辺の人々が請け負って来た側面に、もしも、ご興味を持つお方が少しでもおられたらと。せっかく今はこうしたツールもあるのですし。
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 これは、1989年のスイングジャーナル(もう無い雑誌)の別冊の仕事です。夏前に、埋もれていた古い仕事ファイルの中から出て来て懐かしく思い。別ページを描いていたのは、萩原敏訓さん、斉藤章さん、そして、デザイナーは藤井進さんでした、原稿の件でマガジンハウス迄お邪魔した覚えがありますから。確か21時過ぎでしたが、あの時代はどこの出版社もその位の時間にも人は沢山いて。かくいう私も、朝日新聞社の雑誌で、その場でイラスト原稿の直しの机をあてがわれ(当時は描いちゃいけない余計な事とかをよく描いてしまい)、当然、終電もなく専用車で丸子橋付近まで送られたりするポカを何度かしていました。この頃に、東京タワー近くのスイングジャーナル本社でお知り合いになったJazz評論家の吉村浩二さんから、のちにボサノヴァのお仕事に誘って頂いたり、……雑誌も含め、キャラクターなどを描いてきた昔の音楽系の仕事は多かったですが、でも、自分が一番よく覚えているのは、いろいろなジャンルの演奏家の方々のテープを頂け、それがとても嬉しかったという事でした。人それぞれですが、絵を描くときって、私はやっぱりTVは見ないものですから。────古いファイルブックを見つけたことで、そんなこんなうろ覚えの回想を。

 リベラルタイム2022年12月号発売されました。/ブランチにコラムを【 どうしても2030札幌冬季五輪なのか? 】に絵を添えました。(※本コラムのみ'コチラ'のURLでも読めます)……あゝそうか!コチラのコラムもなぜか、巷に満ち満ちたムードについての話題ですよね。。
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#月刊リベラルタイム #三山秀昭 #スイングジャーナル #櫻井砂冬美
























# by 619sak | 2022-11-05 07:03 | 情報

黄昏時〈たそがれどき〉

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 日も短くなり、もうすっかり秋。街が夕陽に包まれるとき、私はなんだかホッとします。十代の頃、運動部やクラブ活動が終わった放課後、多摩川のそばにあった中学校からの広々とした帰り道は、夕焼けがとても綺麗でした。鞄とスポーツバッグを置いて皆で立ち話をする、いつもの夕暮れ時の辻角に、とある日、突然ふと現れた、頭上を飛ぶ夥しい赤トンボの群れ⸺⸺何とも不思議だった、秋の夕の鮮やかな茜色の記憶に…… 思わず、そっと目をつぶります。

 夕焼けは実際、web画像で見る程には赤くないし、群れていたところで赤トンボは小さな生き物。けれども、鮮烈だったそれらのイメージは、何十年も記憶の底に残り、ちょっとしたきっかけでまた、歳月を隔て、新たな色を放ち始める。たとえばこうして、夕暮れの町をひとり歩きながら。長い年月、平穏に生きられた事は幸運でした、おかげでそれなり様々な好い思い出がある。そうして時代も移り変わりました。「いつもぼんやりして!」と嘲笑される、ぼっとして要領も悪い不器用な人間でしたが、今となってはもう……それすらも良かった事と感じます、持ち前のマイペースな性格が幸いしてか、何が起きても純粋な驚きと喜びを持って物事に集中出来ましたし、未知の環境にもそれなり溶け込めた。そんなんでも割と、楽しい事、やりたい事や興味は次々尽きません⸺⸺命は当然、色々な意味で掛け替えのない頂きものでありましょう。
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 八月中旬、SNSにてレイモンド・ブリッグズの訃報。この、篠崎書林「風が吹くとき」は、核戦争が起きた世界で、政府からの避難マニュアルを愚直に守りながら死んで行くという夫婦のお話です。当時としては、話の不穏さに比べ、、のんびりと至って温和、むしろユーモラスなタッチで描かれた、大変アイロニカルな物語であり、修学旅行での原爆資料館でただただ言葉を失うしかなかった、まだ十代の多感な頃の自分には、胸の奥に引っ掛かった読書体験として記憶されている古い本です。ブリッグズよ、どうぞ安らかに。
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 リベラルタイム2022年11月号発売されました。/ブランチにコラムを【国連本部で盗まれた被爆懐中時計】に絵を添えました。(※本コラムのみ"コチラ"のURLでも読めます)ある日一瞬にして理不尽に突然命を奪われてしまった人々。残る後遺症を抱えた様々な人生。その無残な記録遺品物を、悪戯で盗む悪意⸺⸺。

 許す心とは。……頂いた原稿を読みながら、個人的には、以前、ギャラリーハウスMAYAでの個展「Missions (ミッションズ) 」で最相葉月さんから頂戴したテキスト「キメラの記憶」(ホロコーストとレジリエンスに関する一文)を回想しました。2015年の秋に最相葉月さんから頂きましたこの文には、今にこそ大切なメッセージが込められていると感じます、どうかお読みください。この時に作った作品は、ご許可を頂き、装幀家の神田昇和さんにポスター化して頂きました。ポスターへのお問合せは、どなたからでもお気軽にご連絡頂ければ幸甚です。  
#月刊リベラルタイム #三山秀昭 #櫻井砂冬美
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# by 619sak | 2022-10-04 08:34 | 情報

残暑お見舞い申し上げます/2022

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 私は、お盆時期というか、7〜8月を、毎年楽しみにしています。懐かしい人たちに会える嬉しさ……むろん今は亡き人も含めて。たとえば、皆で故人を偲びながら、突然、ちっとも知らなかった温かくて面白なエピソードが聞けたりして、記憶の中でさらにその人のイメージが豊かに華やぐのもまた、素敵なことですよね。今年はやっと、各地の花火大会や盆踊りも復活した様子。そういえば、先日会った友人にも聞いたのですが、地元では3年ぶりの念願の夜祭、参道にも屋台が立ち並び、通ることも入ることも出来ぬほどの賑わい様だったそう。そんなアレコレを思い出に、今年の夏も、もうそろそろ終わり。手を付けるのが少し遅れてしまい残暑見舞い時期となってしまったのですが、ハガキ用のオリジナル切手を作り、SNSに投稿してみた所、早速、30枚シートを複数買いたいと言ってくださる方々が居り、有難かったです。絵柄は、だいぶ前に、立体作品やステッカーに使用したものと、メガネ屋さんのポスターキャラクターに作ったもの(現在、SNSのアイコンになっています)を使用しました。

 リベラルタイム2022年9月号/ブランチにコラムを【北条政子は源頼朝の妻なのか? 夫婦別姓 世論調査のトリック】に絵を添えました(※このコラムのみ【コチラ】からでも読めます)。

 そして、三山秀昭氏によるご著書、『ブランチにニュースなコラムを』(南々社) が発売中です。中のイラストを描いていますので、どうかぜひ、お手に取ってご覧頂ければ幸いです。それでは。八月末日、行く夏を惜しみつつ。  #櫻井砂冬美

















# by 619sak | 2022-08-30 11:57 | 情報

『パンドラの箱』

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 2月末、新型コロナ禍で疲弊する3年目の世界に向け、一人の為政者がパンドラの箱を開けました。残忍で無慈悲な近代戦兵器の攻撃を受けているのは、何と、民間人の方々。突然の武力侵攻で、兵士だけでなく、国外に避難しようとする市民や子供達さえも殺されてしまう。果たしてこれが、今世紀、大国の国政を司る為政者がすべき事なのでしょうか?......家族の命を奪われ、住み慣れた土地を追われる人々の深い悲しみ。たとえどんな紛争の経緯を並べ立てられようとも、こんな蛮行に至る理由としては到底、理解出来ないし、その上、情報は錯綜し、実際、この世は理不尽で分かりにくいことばかりとあらためて痛感します。21世紀に、国家の代表や元首がまず第一に考えるべきことは、人々の命と生活を尊重し、互いにうまく助け合える方法なのでは? ……これ以上、市民の犠牲者を出すのはやめ、一刻も早い戦争行為の終わりを心から望みます。平和を。

 今年に入ってから、個人的には、この国にもやっとまともなリーダーが、と、岸田総理の数々のご発言に安堵しております。私たちには結局、政治の世界のアレコレは何も分からないだろうけれど、それでも兎に角、生活者として、人間として、、、基本的に、一国の政権政党代表からの思いやり深く良識のある言葉は、やはり大切と感じざるを得ません。どうか全ての国民が争いのない世界を望んでいることを決して忘れない政治でありますように。拙文にて失礼いたしました、お読み下さり感謝いたします。
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リベラルタイム2022年4月号/ブランチにコラムを【G7開催地 「本命・広島」かサプライズか?】(※【コチラ】のURLでも読めます)
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リベラルタイム2022年5月号/ブランチにコラムを【「プラハの春」に学ぶべき「ウクライナ侵略」】(※【コチラ】のURLでも読めます)












# by 619sak | 2022-03-09 06:40 | 情報

春は名のみの

 春は名のみの 風の寒さや
 この時期になると、中学生の頃の合唱倶楽部で歌った『早春賦』の歌詞を思い出します。私は、混声合唱では当時、県下でも有名でTVの取材なども入った中学校に通っておりましたので。ああ、懐かしい同級生たちの顔が目に浮かびます。
 世の中的には、今年に入ってからもまた、全国で新型コロナ感染者が増え、1日あたり最多とのこと。今週は多少減っていると言っていたか。罹患した方々の一刻も早いご回復をお祈りいたします。なにせ寒さも厳しい。年度末なので、自分としては家でしなければならない事も色々あるものの、三年目での、この、新型コロナの状況は流石に厳しく。それでも、日当たりの良い場所で時々見かける小さな芽たちには心癒され。毎年の事とはいえ、やはり、桜の季節が待ち遠しいですね。

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 セブンカルチャークラブ溝の口/水彩教室、どうも有難うございました。自分は、写生用の簡易な固形絵の具で色を置いてから、家で仕上げましたが...ちょっと、ちまちままとめようとし過ぎてしまったか。ただ、固形絵の具のくすんだ淡い下地に色を重ねると、それだけでも勝手に味というか良い色面を作ってくれるので、恥ずかしくてもそのまま載せておきます。そういう所も水彩の魅力のひとつ。他にも、触ってみれば分かる好い所が、水彩には本当にもっと沢山あるので、試して頂けたら嬉しいです。そして、生徒さんたちの方が、ずっとずっと上手で面白く描いておられました。兎に角、人と描くことは良い刺激になります。私はそれを「胸躍る事件」と思っています。またお会いしましょう。   #hula-doll #ukulele










# by 619sak | 2022-02-24 19:27 | 情報