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春は名のみの

 春は名のみの、風の寒さや ------ 梅も桜も過ぎましたが、時ならぬ強風や、雨も多くて、陽が落ちるとまだまだ油断ならない寒さ。しかしこれらも春らしさの一つ、今週からは着ない服を片し始めています。自転車に大荷物を乗せ、リサイクルショップで大量のコート類を引き取って頂きました。個人的には、子供の頃からの習慣として楽しみつつ日夜工夫に勤しんできたリサイクルが、現在では、布や紙の再生やいろいろな形で、社会の機構として定着したことに好感を寄せる者です。《ブリコラージュな人。》

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 江戸前の職人の蕎麦の白いは、高級感だというのを(切れないのです/蕎麦粉のみでは切れやすい)、街で40年以上店を営む蕎麦職人だった亡き叔父、その奥さんだった亡き叔母(母の姉)から子供の頃に聞いた事があったのですが、土井善晴先生が「週刊文春WOMAN」で、料理人の持つ「白い」の意味を、とても良い対談記事でお話されていて、叔母からの古い言葉の記憶に、ふと、うなずいたり。そうなんです、去年から最近、その叔母がよく、夢に出てくるのです。小さな店屋のおかみらしい利発な人でした。春眠には、温かな夢もまた付きものですね。

 蕎麦春秋vol.57/「そばにまつわる物語」江戸の雑司ヶ谷鬼子母神の門前茶屋で評判だった、殻まで挽き込んだ太くて黒い田舎蕎麦のお話に、絵を添えました。
 そして、小学生に人気の職業はYouTuberと聞いて驚いてから、早くも数年経ちますが、時代の変化はますます加速。実は国家公務員上級試験にも、こうした時代の変化の現れが。月刊リベラルタイム2021年5月号【ブランチにコラムを】(※本コラムのみ→コチラのURLで読めます )に、絵を添えました。年度が変わり、あちこちの紙面も刷新です、何卒よろしくお願いします。  #蕎麦春秋57 #月刊リベラルタイム #櫻井砂冬美

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by 619sak | 2021-04-10 12:30 | 情報
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